沿岸域における合理的なモニタリング調査のためのデータ解析例(シンポジウム:海洋の長期環境変動とモニタリング-手法と戦略-)
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概要
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筆者らは,昭和54年度から平成3年度に至る13年間,発電所から排出される温排水が水質・底質および海生生物に与える影響をみるため,モニタリング調査結果を解析するとともに,今後の調査のあり方について検討してきた.生物相の変化の程度を理解するには,多くの事例から,生物相変化の客観的な尺度を認識しておく必要がある.筆者らは19海域から得られた200属のマクロベントスについて,その出現傾向の違いを,クラスター分析を用いて群分けし,その分類群に基づいて,沿岸域の生物相の変化を検討した.同様に,動物プランクトンにこの手法を適用した例も紹介する.
- 日本海洋学会の論文
- 1994-02-28
著者
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