在宅介護支援センターの役割とその変遷に関する一考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論はこれまでの在宅介護支援センターの変遷を概観し,その果たしてきた役割,課題を整理することで,地域・在宅を基盤とする高齢者の相談援助機関及び在宅ソーシャルワークに必要な機能について考察するものである.在宅介護支援センターは,地域での高齢者福祉に関わる総合相談窓口として各地に整備された,当初はその機能を果たしていたが,介護保険制度導入後はその役割が不明確となった.しかし,地域における総合的な相談窓口の存在,また,地域,在宅を核とするソーシャルワークの展開が求められている.このような中,在宅介護支援センターは発展的に解消し,「地域包括支援センター(仮称)」が創設されることになった.この,「地域包括支援センター(仮称)」では,これまでの在宅介護支援センターで培った能力,経験を引き継いだ形でのソーシャルワーク活動が望まれる.
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部の論文
- 2005-03-10
著者
関連論文
- 「元気高齢者」準備段階世代の地域生活と生きがい : 新潟市中央区住民調査結果から
- 地域における「在宅療養支援病院」の役割
- 「在宅療養支援病院」の開設数の現状と課題 : 在宅療養を支える病院の役割について
- 新潟県内の在宅医療のサービス基盤に関する研究 : 新潟県における「在宅療養支援診療所」の開設状況
- 亜急性期入院医療管理料を算定する病床に関する一考察
- 在宅介護支援センターの役割とその変遷に関する一考察
- 新潟県における「在宅療養支援診療所」の診療実態からみる「地域ケア体制整備」の課題
- 亜急性期病床における在宅復帰支援担当者の職種に関する一考察
- 主任介護支援専門員が抱える医療連携における課題 : 急増した居宅介護支援事業所での主任介護支援専門員の役割
- 「在宅療養支援病院」が地域において果たす役割と課題--2010年診療報酬改定前の状況
- 介護相談員派遣事業の役割と課題
- 在宅療養支援病院の動きに見る在宅医療充実に向けた現状と課題(在宅療養支援病院のある地域に学ぶ在宅医療拡充のヒント)
- 「在宅療養支援病院」類型化の試み : 2010年診療報酬改定後の動向分析 (2010年度(第14回)研究助成「研究要旨」)