経皮的冠動脈形成術(PTCA)の再狭窄に関する研究 : 第2報 臨床的再狭窄に関与する因子の検討
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概要
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To elucidate factors influencing the clinical pattern of angina at restenosis after percutaneous transluminal coronary angioplasty (PTCA), we studied retrospectively 74 patients (pts) with recurrent angina at restenosis who had undergone their first single-lesion PTCA. Pts were divided into 3 groups according to their clinical recurrent angina pattern: stable angina (SA), 36 pts; unstable angina (UA), 35 pts; and acute myocardial infarction (AMI), 3 pts. Analysis was performed between SA and UA pts, since there were only 3 cases in the AMI group whose prevailing clinical condition prior PTCA was refractory angina requiring emergency PTCA in all three cases. There was no difference between the two groups in clinical and angiographical characteristics before PTCA, except for a higher prevalence of refractory angina in the UA group vs the SA group (26% vs 6%, p<0.05). Acute gain in the target lesion's luminal diameter was similar in both groups immediately after PTCA. However, percent stenosis at restenosis was more severe (89 ± 11% vs 82 ± 12%, p=0.01) and late loss in luminal diameter was larger in the UA group than in the SA group (1.66 ± 0.5 mm vs 1.33 ± 0.46 mm, p=0.005). The interval of the recurrence of symptoms was shorter in the UA group than in SA group (62 ± 36 days vs 88 ± 47 days, p=0.01). These results indicate that when restenosis occurs in refractory angina pts, the vascular healing response to PTCA injury may be amplified in those predisposed to severe clinical patterns of angina (severe angina with or without myocardial infarction requiring emergency admission) from restenosis.
- 東京女子医科大学の論文
- 1996-11-25
著者
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