他者によるケアが必要な患者の気道感染予防を意図した口腔衛生状態の改善に関する研究
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概要
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口腔内が病因菌で汚染されている患者に対し,適切と考えられてる口腔ケアを1日3回,一定期間実施し,患者の口腔内の衛生状態の改善がどのように見られるかを検証しケアの有効性について示唆を得ることを目的に準実験的アプローチで臨床研究を実施した.MRSAを含む黄色ブドウ球菌,E.coli, Enterococcus faecalisの腸内細菌が検出された一般病棟入院の3例の患者を9日〜18日間,口腔ケアを継続した結果,6〜9日後にこれらの病因菌が減少する傾向が見られたが,消滅するには至らなかった.口腔内の観察結果からは健康悪化の兆候や障害の存在が当初見られたが確実に健康状態に近づき,研究終了時には全例ともほぼ健康な状態戻り,積極的にケアを実施することの有効性が示唆された.
- 新潟県立看護大学の論文
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