日本文化における自然信仰の問題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
伊勢神宮のように、日本文化の中には、古い時代に完成した後、今も滅びず、ほぼそのままの形で残っているものが少なくない。芸能の分野では、能が、その代表的なものである。能には禅の影響を指摘する意見が一般的であるけれども、演能者の側からは、能の本質にあるものは、神道ないし古代的な自然信仰だという見解が示されている。能に限らず、日本文化の諸領域に見られる神仏混措現象を検討することをとおして、日本文化における自然信仰について考える。
- 2009-03-31
著者
関連論文
- 神道の死生観をめぐって : 『古事記』の死後観は心情的ニヒリズムか
- 「いのちの敬虔」の思想における宗教性とその場的性格
- 日本文化における自然信仰の問題
- ニヒリズムの時代に於いて宗教的思索の場を開くもの
- 経験と言葉と宗教--宗教の二つの立場とその言語観を手懸かりとして
- 経験の自覚と言葉
- 科学技術,経験,言葉-1-
- 言葉-1-物のあはれをしる道
- マイスタ-・エックハルトに於ける神の一性と三一性の問題--キリスト教に於ける神の三一性の問題をめぐって
- キリストのmysteriumから三一性のmysteriumへ--マイスタ-・エックハルトに於ける神の三一性の問題をめぐって
- 歴史と伝統(後編) : 小林秀雄研究覚書(一)
- 歴史と伝統(前編) : 小林秀雄研究覚書(一)
- キリスト教神秘思想に於ける三一性の問題
- 「いのちの敬虔の思想」における死の問題 : 神道はニヒリズムか(第八部会,第六十五回学術大会紀要)
- 実在の自覚としての言葉の創造的表現性
- マイスタ-・エックハルトに於ける形而上学と神秘思想--エックハルトのアナロギア論をめぐって
- 科学技術文明と日本人の自然観
- マイスタ-・エックハルトに於ける受肉のmysterium--三一性のmysteriumへ向かう道
- マグデブルクのメヒティルドによる「神性の流れる光」--民衆語(ドイツ語)で書かれた啓示文学の精神史的位地〔独文〕