わが国の臨床看護技術に関するランダム化比較試験のシステマティックレビュー
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概要
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目的:わが国の臨床看護技術に関する過去5年間のランダム化比較試験(RCT)のシステマティックレビューを行い,品質が保証された研究成果を明らかにする.方法:医学中央雑誌Web版を含む8つの文献検索サイトを用いて検索し,キーワードは「看護」,論文種類は原著論文とし,その中でわが国の臨床看護技術を研究し,日本語表記の論文を対象とした.そして,RCTの妥当性,再現性の評価と,研究成果を抽出した.結果:58件の論文を得た.3件の論文は妥当性が評価されたが,対照群の介入の再現性に差がみられた.得られた研究成果は,心臓カテーテル検査初回患者に対する検査説明リラクセーションプログラムの睡眠時間延長効果と,手術予定幼児に対するビデオを用いた家庭でのプレパレーションの体温,心拍数,心理面への安定効果,の2件(3.4%)であった.結論:品質が保証された研究成果は僅か2件であり,妥当性の向上に努める必要がある.
著者
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