経験4年以下の看護職者に対する職務継続支援の検討
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概要
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目的:経験4年以下の看護職者の職務継続意志と職務満足に対する関連要因を明らかにし,働き続けられる支援の検討をする.方法:A県内3ヵ所の200〜700床の一般病院に勤務する看護職者1,064名に,自記式質問紙調査を実施した.得られた有効回答のうち経験4年以下の看護職者204名を対象とした.分析方法は,t検定,STEPWISE法を用いた重回帰分析などを行った.結果:現病院で仕事の継続意志無は全体の約4割であった.仕事の満足度に影響する要因は,組織的要因では,給料が最も大きく,次いで病棟への所属感,看護管理システム,スタッフ間の人間関係,労働条件と福利厚生であった.専門性要因は,ケア提供時間であった.変革力は仕事の満足度を低くする要因となった.結論:現状に即した処遇,看護体制や業務の見直しと人間関係のよい職場風土作りをすることが看護管理者の重要な役割であることが示唆された.
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