小学校の理科教育における走査電子顕微鏡の教育効果
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概要
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最近,小中学生の科学技術・理科離れおよび学力低下が問題となり,平成21年度から小中学校の指導要領が改訂され,「生きる力」の実現のために理科や算数の授業や実習時間が増やされる。この時期に,本論文では走査電子顕微鏡が小学校の理科教具として優れていることを明らかにし,これを取り込む方策について論じた。可搬型走査電子顕微鏡は,特別な試料作製なしに子どもたちが持参した試料を目の前で約1万倍まで立体的に拡大できる。この顕微鏡を観察後,小学生は驚きと感動,疑問,また見たいという欲求に駆られる。この欲求を満たす1つの提案は,各小中学校の理科室を充実させるよりも,備品が整い,稼働効率の良い実験センターを市町村単位または広域行政単位で作ることである。ここは,先端機器や理科教具が整い,実験専門の教員および理科支援員が配され,企業や大学から社会貢献事業として派遣された現職の企業研究員・大学教員がいる開かれた実験センターである。児童・生徒はスクールバスで授業を受けに行くスタイルが可能と考えられる。
著者
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