太成学院大学における喫煙実態調査
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概要
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太成学院大学での喫煙対策を提言するために本学構成員を対象に喫煙に関する実態調査を行なった。2006年12月、太成学院大学に所属する全学生、教職員、外部委託員(1, 161人)を対象にアンケート調査を実施した。回収数は740人であった。質問項目は全員を対象としたものの他に喫煙状況に応じたものを設け、現在喫煙している者(喫煙者)、かつて喫煙していたが現在禁煙中または止めている者(喫煙経験者)および喫煙していない者(非喫煙者)についても意識の相違を検討した。次の結果が得られた。1)本学構成員の喫煙賛成者は20%、実際の喫煙者は33%であった。喫煙反対者は39%、実際の非喫煙者は55%を示した。2)喫煙開始年齢は未成年者が92%を占めていた。3)喫煙動機は「友人など人に進められた」が多かった。現在の喫煙理由は「とくになし」が多かったが、依存性に関する回答割合も高かった。4)喫煙者の喫煙マナーは良くなかった。5)本学構成員はたばこの健康被害を認めていた。5)学内の全面禁煙を求める人は全体で21%、喫煙者で3%、喫煙経験者で24%、非喫煙者で35%であった。6)たばこの値段を喫煙者は高いと感じ、喫煙経験者と非喫煙者はもっと高くすべきと考えていた。以上の結果から、本学の喫煙対策は、喫煙場所を現状維持しつつ、歩きたばこやポイ捨ての禁止などマナーについて考える機会を増やし、また、健康被害があることを自覚させる必要があると考えられる。
- 太成学院大学の論文
- 2007-03-31
著者
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