通信サービスにおける信頼性評価尺度の検討(次世代・新世代ネットワークアーキテクチャ,トラヒック計測・制御,サービス品質,ネットワーク管理,一般)

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概要

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不稼働率は、障害発生回数の多さを表す故障頻度と、障害復旧に要する時間の長さを表すMTTRを乗算した値であり、信頼性評価尺度として広く用いられている。しかし、不稼働率の、信頼性評価尺度としての適切さは十分検証されている訳ではない。例えば、市場シェアの変動への影響という観点からは、不稼働率は必ずしも適切とは言えない可能性があるとの指摘もなされている。そこで、本検討では、改めて不稼働率の信頼性評価尺度としての問題点を吟味し、より適切な信頼性評価尺度を見出す必要性を主張する。そして、適切な信頼性評価尺度を見出すという問題を、故障頻度の増加とMTTRの増加によって引き起こされる社会的迷惑量の増加を表す関数を導く問題として定式化し、関数が満足すると予想される仮説を提示する。さらに、仮説を満足する関数の具体例を示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
2009-11-05

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