専門学校教員の養成においてブレンディッド型e-Learningを活用した協調自律学習の有効性の検討
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概要
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本研究では,専門学校教員の養成においてブレンディッド型e-Learningを活用した協調自律学習がどのような意味をもつのか,その意味を学生授業アンケートと学生インタビューから検討した.今回対象とした授業は,本校教員養成学科に開設する必修科目「教育学概論」(2008年度前期)で,受講生は2年生15名(男性13名,女性2名)である.検討の結果,次の点が明らかとなった.(1)ブレンディッド型e-Learningにより自己を相対化するコミュニケーションが活性化する.(2)チームへの責任感や貢献しようとする意識が高まり,チーム内の役割も明確化され機能する.(3)学習意欲の高まりに伴いチーム間の競創関係が生じる,などである.今後,協調自律学習をより効果的に運用できるよう授業デザインの再考が課題と思われる.
- 日本教育工学会の論文
- 2009-12-20
著者
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