わが国の中等物理教育成立期の物理教育観(<特集>近畿支部特集(物理教育に現代的自然観を))
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概要
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どのような物理観に基づいてわが国の中等物理教育が成立したかを,明治35(1902)年制定の「中学校教授要目」と,それを受けて著された物理教科書を通して眺めた。「物理学とは,天然の原則に基き,物の性質を明にし,其働を察し,之を以て人事の用に供するの学」という当時の人々が抱いていた物理観が,成立期の中等物理教育の内容に,大きな影響を与えたことを,本稿では明らかにした。
- 日本物理教育学会の論文
- 1995-03-15
著者
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