法則の理解の過程 : 固体の弾性を例に
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概要
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教師が結論を言わなくとも,生徒が自然の現象にとりくみ,討論や実験を通じて,法則を理解してゆく学習は成立する.そういった法則の学習の成立にかかわる条件を,弾性の学習を一つのケース・スタディとしてとりあげて分析した.1時間の授業の中で,高校生の認識は,40人中34人が,「どんな物体にも弾性はある」,6人が「ほとんどの物体に弾性がある」と自分なりのまとめを書くに致った.その教授学習過程に沿った認識の変化を具体的に明らかにした.また,認識の変化にかかわる主な要因を分析し,法則学習の条件についての知見を得た.
- 日本物理教育学会の論文
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