磁力線を図に描く実験(III)
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概要
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「磁力線を図に描く実験」と題して第1報ではサーチコイルに誘導する起電力を0にすることで同一磁力線上にある2点を求め,これを繰り返すことに依って磁力線を描く方法について説明した.第2報2)では,その方法の精度について検討した.本論文ではもう一つの新しい方法として,サーチコィルに誘導する起電力を0でない一定値に保つことで磁力線を描く方法について述べる.また,測定の対象とした磁場は第1報の時の矩形フィールドコイルを2個平行に並べて,ヘルムホルツコイルの場合のように中心付近の磁場が一様になるようにしたものについてその一様の度合いを調べた.さらに,また一様な磁場の中に置いた磁性体円柱の周りの磁場を測定した.またこれと同じ形の分布をした磁場を作るために電流によって二次元双極子の磁場を作り,これを一様な磁場と重畳してその磁場を測った.
- 日本物理教育学会の論文
- 1980-09-25
著者
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