学生が捉えた精神科デイケアセンターの機能と教育方法への課題 : 精神看護学実習記録からの検討
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概要
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精神看護学実習における精神科デイケアでの実習記録をもとに、精神科デイケアの機能と教育方法への課題を検討した。レポートの記述から、精神科デイケアの機能として【居場所になる】【ソーシャルスキルを再獲得する】【生活を再構築する】【自分と向き合う】の4つが抽出された。患者にとっての心の拠り所としての居場所は、自己の安定を図ることに関与し、仲間同士の関係性の構築や医療者との相談窓口としての機能は、生活自体に変化を起こし、生活に必要なスキルや、無理をしないで人生を切り拓くための対処方法の獲得など、病気と共にある生活を再構築することに関与していた。自己洞察の場としての機能は、社会生活に適応するための日常生活の促進や、社会参加への希望を明確にし、病状の安定に関与していた。これらはデイケアにおける専門的な看護介入の基盤であり、学習内容を意味づけしていくことでさらなる教育効果が期待できることが示唆された。
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