小児がんの子どもを持つ親の会の活動の特性に関する研究 : 組織論的分析による会の活動の構造と意味
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概要
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小児がんの子どもを持つ親の会の活動の特性を明らかにすることを目的に、Focus Group Interviewsを用いて記述探索的研究を行った。組織論に基づき概念枠組みを作成し、親の会8グループ中31名の役員を対象に調査を行ない、得られたデータをKrippendorfの内容分析を参考に分析した。概念枠組みから「動機付け・ニーズ」、「活動」、「意味・効果」を分類し分析した結果、以下のことが明らかになった。1)親の会の活動は、個人の体験や施設の体制によってグループ毎異なる特徴を示した。2)親の会は、【場の確保】という共通の「動機付け・ニーズ」が、【医師中心】・【医療者の理解】・【できることをする】など会独自の「活動」になり、それが役員個人の「意味」を生み出し、結果【会の力】という親の会の活動「効果」につながるという特性が示唆された。
- 2003-09-10
著者
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