定在波を用いた距離測定における信号検出位置の補正方法
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概要
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定在波レーダは非常に簡素な構成でありながら比較的精度のよい測距が可能であり,また0mから測距可能である.本レーダは,直交する2つの信号を用いて至近距離の測距を可能にしている.このような信号を得るためには,2つのパワーディテクタを互いに直交する信号を出力する場所に配置しなければならないが,現実的にはそのような場所に正確に配置することは難しい.本研究では,ディテクタの出力信号が直交性を満たしていないために生じる測距誤差について検討する.また,出力信号が直交性を満たすように補正する手法を提案し,シミュレーションにより効果を検証する.シミュレーションの結果,直交していない信号であっても誤差が低減されることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2009-09-18
著者
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