動的性能制御可能なルータに対するトラフィック予測方式(ポストIPネットワーキング,ネットワークモデル,インターネットトラヒック,TCP/IP,マルチメディア通信,ネットワーク管理,リソース管理,プライベートネットワーク,NW安全性及び一般)

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概要

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ネットワークのトラフィックの急増,ネットワーク機器の総消費電力の増加に伴い,ルータの省電力化が求められている.我々はルータの省電力化手法として,ルータの転送性能をトラフィック量に最適な値に動的変更する動的性能制御を提案し,研究開発を進めている.本制御においては,転送性能不足に起因する通信品質劣化を抑止しつつ,省電力効果を最大とするトラフィック量の予測方式が課題となる.本稿では,トラフィックの履歴を利用し,平日と休日別にトラフィックを予測する方式を提案し,計測トラフィックを用いたシミュレーションにて評価した.その結果,本方式を用いることで0.01%以下のパケット廃棄率を実現しつつ,92.3%の転送性能の低減と,ルータの消費電力の45.3%低減を実現可能との結果を得た.
2009-09-03

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