3.乾燥BCGワクチンの生菌数に及ぼす加温吸湿の影響と長期保存成績(第1セッション「凍結乾燥」,シンポジウム「凍結・乾燥と保護物質)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1.乾燥BCGワクチンの加温吸湿による生残率の低下は温度よりも湿度により左右されることならびに菌量によって低下の度合に差異があることを明らかにした.2.乾燥BCGワクチン( 1.5mg, 2.5mg, 5mg)の合計14〜16バッチの長期保存における生残率の平均値は5℃10〜12年で66%,25℃5年で28%,37℃1ヵ月で52%であつた.3. 0.5mg, 1.5mg, 2.5mg, 5mg乾燥BCGワクチンを合計99バッチを5℃5年,25℃3〜5年,37℃6ヵ月,45℃3ヵ月保存で,生残率の推移は各ワクチン共に殆んど差異がなかつた.合計99バッチから生残率が50%に低下する期間を推定すると,5℃で5年以降,25℃で約10ヵ月,37℃で約52日,45℃で約13日であった.
- 低温生物工学会の論文
- 1971-08-30
著者
関連論文
- 微量水分の定量法(凍結及び乾燥研究会創立20周年記念講演「低温生物学の基礎」)
- Treponema hyodysenteriaeの凍結乾燥(昭和53年度第24回凍結及び乾燥研究会特別報告および研究報告)
- 7. 血中アスコルビン酸の保存性(昭和51年度第22回凍結及び乾燥研究会講演並びに討論要旨)
- 1. 獣医学領域における病原細菌の凍結乾燥保存(シンポジウム「凍結及び乾燥による菌株の保存」の講演並びに討論要旨)
- 10. 凍結乾燥マイコプラズマの病原性について(一般講演,昭和49年度第20回凍結及び乾燥研究会講演並びに討論要旨)
- 6.細菌菌株の凍結乾燥保存について(第1報)(第1セッション,第18回凍結乾燥研究会)
- 3.乾燥BCGワクチンの生菌数に及ぼす加温吸湿の影響と長期保存成績(第1セッション「凍結乾燥」,シンポジウム「凍結・乾燥と保護物質)
- 13.乾燥精製ツベルクリン(PPD)の保存試験(第4セッション,第16回研究会)
- 12.含水度測定に関連した脱水状況の考察(第3セッション,第16回研究会)
- 25.乾燥痘苗・BCG混合ワクチンの保存性について(10周年記念号)
- 24.凍結乾燥痘苗の分散媒について(第4報)(10周年記念号)
- 6.含水度測定に関する検討
- 5.経皮用乾燥BCGワクチンの乾燥及び保存に関する研究 : 含水度との関連について
- 11. 含水度精密度測定装置の開発について(第2報)
- 10. Abderhalden法による含水度測定について(第2報)
- 11. 含水度精密測定装置の開発について
- 10. マイクロ波真空凍結乾燥装置の試作
- 9. 極低温凍結乾燥機による乾燥実験
- 8. 重量測定用凍結乾燥機による脱水状況について(第2報)
- 10. 重量測定用凍結乾燥機による脱水状況について
- (a)BCG(1)試料の製造と細胞活性の測定,生細胞の凍結乾燥に関する基礎的並びに応用的研究,2. シンポジウム)
- 被乾燥体の含水量と細胞活性との関係 : 綜合研究の計画と経過(生細胞の凍結乾燥に関する基礎的並びに応用的研究,2. シンポジウム)
- 3. アブデルハルデン法による含水度測定について
- 11. 乾燥痘菌の耐熱性について
- 6. BCGの凍結乾燥における含水度と生残率の関係 : 第3報
- 追加2. BCGの凍結乾燥における含水度と生残率の関係(一般演題)
- 追加 ポリオワクチンの凍結乾燥についての予備実験(一般演題)
- 6. 凍結乾燥痘苗の分散媒について(第3報)(一般演題)
- 34 牛化痘皮膚粗苗の採取日と力価との関係
- II-2 凍結乾燥痘苗の分散媒に関する研究(生細胞の凍結乾燥に於ける分散媒の意義,生細胞の凍結乾燥に関する基礎的並びに応用的研究)
- 9.凍結乾燥痘苗の分散媒について(第2報)(D.凍結乾燥及び保存の被乾燥体に及ぼす影響について(I部))
- 8.痘苗の凍結乾燥に関する研究(第2報)(D.凍結乾燥及び保存の被乾燥体に及ぼす影響について(I部))
- 11)凍結乾燥痘苗の分散媒について
- 5)補体の凍結乾燥について
- 1)痘苗の凍結乾燥に関する研究
- 1人用精製ツベルクリン"PPDディスポ-ザブル(1人用)"について