『徒然草』研究:兼好の思想の由来
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概要
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『徒然草』の成立に関し、「04紀要」(「跡見学園女子大学短期大学部紀要 第四十集」収載の拙稿、『徒然草』研究の序章、をさす)をふまえ、『徒然草』本文の再検討をおこなうことにより、以下のような結論を得た。作者は、三〇段を記した段階で、大きな不幸にみまわれ、しばらく筆をおいた。しかし彼は再び本書を書き始めた。その原動力は、彼が執筆を中断していた間に経験したことである。それは、漢籍を中心とする中国思想であり、とくに無為自然をとく老荘思想に多大な影響をうけたことによると考えられる。
- 2009-03-15
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