ブラジルにおける造林の新たな潮流 : 農家による小規模造林を推進するパルドグランデ造林協会の事例を中心に
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概要
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ブラジルでは1980年代半ばから造林協会と呼ばれる組織の主導のもと,主として中小規模の農家に対する造林支援活動が積極的に行われるようになっている。本論文では,造林協会から苗と技術支援を無償で受けて造林の実施を担っている農家について,(1)農家の態様,(2)彼らが直面する課題,(3)造林および伐採状況,(4)造林の収益性について明らかにすることを目的としている。その結果,造林協会による支援活動は,牧草地から林地への土地の転換を促すとともに,林業による収益の拡大に貢献したことがわかった。また,農家の中には造林協会の支援を皮切りに独自で造林を実施するようになった者も出現し始めたことがうかがえた。
- 2009-08-01
著者
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池永 啓介
元筑波大学大学院農学研究科
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餅田 治之
筑波大学大学院生命環境科学研究科
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池永 啓介
元筑波大学大学院博士課程農学研究科
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餅田 治之
森林総合研究所林業経営部
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餅田 治之
国立林業試験場経営部
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