軽量形式手法を用いた車載電子システムの安全性分析に関する研究(形式手法(学生セッション))
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概要
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本稿では,車載電子システムの信頼性や安全性を高めるために,仕様書を基に軽量形式手法Alloyで記述及び解析を行った.Alloyを用いた記述及び解析は,ドメイン分析や要求分析工程においてトップダウンに行われることが多いが,本研究では,リバースエンジニアリングの道具としてAlloyを用い,対象システムの分析を支援する.実際に,車体系製品を想定した仕様書を基にAlloyで記述及び解析を行うことによって,制約の顕在化やドメイン知識の習得,要求仕様を踏まえた仕様の安全性分析などを行うことができた.結果,開発の早期において抜け漏れを防ぎ,信頼性や安全性の向上に寄与すると考えられる.
- 2009-03-11
著者
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押川 倫憲
北九州市立大学大学院国際環境工学研究科
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武藤 嘉伸
アイシン・コムクルーズ株式会社
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豊島 真澄
北九州市立大学
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鈴村 延保
アイシン精機株式会社
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鬼頭 正広
アイシン・コムクルーズ株式会社
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鈴村 延保
アイシン精機
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豊島 真澄
北九州市立大学院国際環境工学研究科
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