車載組み込み技術開発の欧州全体俯瞰と動向
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概要
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本稿は,特に欧州の車載組み込みソフトウェア技術開発動向を俯瞰したものである.著者は (財) 日本自動車研究所が経済産業省の委託を受け実施した 「自動車電子システムの海外動向調査」 へ参加した.事実時系列化と技術分析を基に、欧州と日本の取り組みの違いを指摘する.欧州では EU や各国政府による系統的かつ継続的な研究開発が活発に行なわれている.1984 年に端を発する長期的な産官学連携の認識やオープン政策が存在する.ここで醸成された共通認識で、コンソーシアムの文化やアーキテクチャ工学認識つくりの過程に関して日欧での差が存在する.目的基礎研究と呼ばれる産学共同研究の歴史の長い意識の違いも存在する.欧州発世界標準ソフトウェアプラットフォーム AUTOSAR がこれらの認識を根底とする事を示す.日本はさらに産学官連携を強化する事が求められている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-07-17
著者
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