親の会活動とセルフ・ヘルプグループについて : 登校拒否・不登校に関わる親の会活動から子育て支援へ
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概要
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現在、日本でも様々なセルフヘルプグループ(以下SHG)が活動を行っている。本研究では、様々なグループ活動のうちでも「親の会」活動に焦点を当てる。その中でも特に、登校拒否・不登校の子どもを持つ親の会に焦点を当てる。まず親の会を構成する保護者の想いが変化し、またお互いに支えあう関係を作り上げる過程について注目する。その後、親の会活動の持つ役割とSHGが本来的に持っているその役割、構成員に及ぼす効果について考察した。その結果親の会はSHGとしての構造や効果を一面として持っていることが分かった。またSHGが本来的に持っている影響力が親の会に参加する保護者自身の意識の変化をもたらし、さらには自らの置かれている社会環境を変化させようとする社会運動につながる可能性を確認することができた。この過程をSHGの持つ展開過程と比較し、明確にすることを目的としたい。さらには現在の子育て支援に対しこのSHGの持つ構造や効果を適用できる可能性があるかどうかについて検討を重ねることとする。
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