保育体験実習が学生の学習意欲に及ぼす影響についての一考察
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概要
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保育実習後の学生達の感想を聞くと、子どもたちの生き生きとした姿や保育士として働くことの難しさなど様々な思いを持っていることに気づかされる。保育実習は保育士養成の上で中心をなすものである。本校では保育体験実習をこれからの保育実習に対する導入として位置づけ、現場に出ることで実際の子どもたちの姿やそこで働く保育士の姿を体験的に学習することを目的にしている。保育体験実習を通して、多くの気づきや喜びを学生達は持ち帰ってきた。また、この体験を通じて自らの課題に気づき、新たな目標を持つ事となった学生も少なくない。保育体験実習は次の実習への単なる導入という目的だけでなく、学生の学習意欲や次の実習へ向かう動機付けにも大きな役割を果たしているのではないかと考えられる。本稿は保育体験実習が学生のその後の実習に対する意欲、また学習に対する意欲にどの様な影響を及ぼすのかを検討したものである。まず、2005年8月に実施された保育体験実習での事前指導についてまとめ、その上で実習後に学生が提出した質問紙による自己評価、実習を終えての感想を検討した。
- 2006-03-25
著者
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