メッセージ伸長攻撃に対するハッシュ関数の安全性の定式化(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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NISTの次世代ハッシュ関数SHA-3には,原像困難性や衝突困難性だけでなく,メッセージ伸長攻撃に対する安全性も求められている.しかしながら,メッセージ伸長攻撃に対するNISTの安全性の定義には曖昧な部分があるので,安全性を定量的に議論するために厳密な定義が必要である.そこで,本論文では,メッセージ伸長攻撃に対する二種類の安全性の定義を提案する.その定義にしたがって,四つのprefix-free PGVハッシュ関数がメッセージ伸長攻撃に対して安全ではないことを示す.この四つのprefix-free PGVハッシュ関数は,ランダムオラクルと強識別困難であると証明されていたハッシュ関数である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2009-03-02
著者
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