倍ブロック長ハッシュ関数の初期値可変衝突攻撃に対する安全性について
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概要
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本稿では,F(x)=(f(x),f(p(x)))と表される圧縮関数Fを利用した倍ブロック長ハッシュ関数の初期値可変衝突攻撃に対する安全性について考察する.なお,ここで,fはより小さな圧縮関数,pは置換である.本稿では,まず,ランダムオラクルモデルを仮定して,pと初期値の集合に適当な条件を設定することにより,衝突攻撃の成功確率に対して非常に良い上界が得られることを示す.さらに,fがブロック暗号を利用して構成される場合について,理想的暗号モデルを仮定して,同様の結果が得られることを示す.
- 2006-09-06
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