動物園的廃棄物の活用法(<特集>研究する動物園,第14回日本野生動物医学会大会シンポジウム)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
動物園という職場においては,多大な業務の中で,種々の標本や資料が日々溜まっていく。これらが「溜まっていく廃棄物」となるか,それとも「貯められるべき標本やデータ」となるかは,それを扱う動物園職員の「意識」によって決められる。意識を持って取り組みさえすれば「動物園職員による研究」は困難を伴うかもしれないが,決して不可能なことではない。動物園という現場は,全てが知的好奇心をくすぐるものであふれている。我々現場で働くものが,そこここに転がっているであろう貴重なサンプルを埋没させることなく科学,そして社会に還元し,動物園機能の1つである,「研究」という役割を果たしていかなくてはならない。
著者
関連論文
- コツメカワウソに認められたセミノーマの一症例
- 野生動物における内分泌攪乱化学物質の蓄積濃度と生殖への影響(野生動物医学研究の実際)
- 死産したアジアゾウ(Elephas maximus)の血中ホルモン値の変化(繁殖学)
- 動物園的廃棄物の活用法(研究する動物園,第14回日本野生動物医学会大会シンポジウム)
- ケープハイラックスにおける播種性プロトテカ症の1例(病理学)
- カナダオオヤマネコ(Lynx canadensis)における扁平上皮癌の1例(病理学)
- マヌルネコにおけるネコ伝染性腹膜炎の1例
- 野生カイツブリ若鳥のEustrongylidosisによる死亡例
- 専門医紹介
- Lernaeenicus ramosus (橈脚亜綱, ペンネラ科)に寄生されたキジハタの組織学的観察と飼育下で自然治癒した1例
- 続・野生動物の病理学
- マレーハコガメ(Cuora amboinensis kamaroma)における限局性石灰化症の1例(病理解剖学)
- 死産したアジアゾウ (Elephas maximus) の血中ホルモン値の変化