Isoniazidの予防投与中に乳房腫大で発症した視床下部過誤腫の女児例 : 思春期早発症の病因の多様性
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概要
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幼児の乳房腫大の原因に早発乳房,思春期早発症があり,Isoniazid(INH)は女性化乳房を来たす.我々は,INH内服中に乳房腫大を認めたが,視床下部過誤腫と診断した1例を経験した.本例女児は,16ヶ月時にINHの予防投与を開始後,乳房腫大が進行,INH中止後も改善せず,24ヶ月時,頭部MRIで視床下部過誤腫と診断した.三者負荷試験でLH高反応のため,leuprorelin acetateを開始,改善した.乳房腫大の原因は多彩で注意を要する.
- 日本小児がん学会の論文
- 2006-09-30
著者
-
木田 圭重
社会保険京都病院卒後臨床研修センター
-
森本 佳子
社会保険京都病院小児科
-
木原 美奈子
社会保険京都病院小児科
-
大山 忠憲
社会保険京都病院卒後臨床研修センター
-
片山 貴之
社会保険京都病院卒後臨床研修センター
-
琴浦 義浩
社会保険京都病院卒後臨床研修センター
-
西村 幸寿
社会保険京都病院卒後臨床研修センター
-
高橋 健
社会保険京都病院放射線科
-
小坂 喜太郎
京都府立医科大学小児科
-
森本 佳子
社会保険京都病院 小児科
-
小坂 喜太郎
京都府立医科大学周産期診療部nicu
-
木原 美奈子
社会保険京都病院 小児科
-
高橋 健
社会保険京都放
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