自然退縮を観察しえた出生前診断卵巣嚢腫の一例
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概要
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妊娠経過中の在胎33週6日に胎児超音波診断で下腹部嚢腫を指摘され,出生後に非観血的に経過観察した卵巣嚢腫の一例を経験した.症例は在胎37週,2,940gで出生,生下時の卵巣嚢腫は約30mmであり一旦退縮後増大したが生下時以下の大きさだった.経時的にMRI検査を施行,26ヶ月時の腹部MRIで卵巣嚢腫は消失していた.新生児卵巣嚢腫は経過中に一旦増大があっても自然退縮を期待できる.
- 2006-05-30
著者
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森本 佳子
社会保険京都病院小児科
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木原 美奈子
社会保険京都病院小児科
-
加藤 慶子
社会保険京都病院 産婦人科
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森本 佳子
社会保険京都病院 小児科
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木原 美奈子
社会保険京都病院 小児科
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野口 敏史
社会保険京都病院 産婦人科
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