トポロジー不明網におけるマルチキャスト木構築法(品質管理,サービス管理,ビジネス管理,料金管理,及び一般)
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概要
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インターネットにおいて,ユーザがいくつかのノードにコンテンツ配信を行うことを考える.根となるノードからユニキャストで配信するのは簡単であるが効率が悪い.マルチキャスト木を構築して配信を行えば効率が良いが,インターネットのトポロジーはユーザには分からない.そこで,トポロジー不明網においてマルチキャスト木を構築する必要が生じる.本稿では,ユーザによるエンドツーエンドの測定遅延時間をノード間の距離と考えてノード群をクラスタリングし,マルチキャスト木を構築する方法を提案している.一つのノードからの測定遅延時間の情報では,そのノードから見た他のノードの距離分布が分かるだけであるが,二つ以上のノードからの測定遅延時間の情報を用いて多段階のクラスタリングを行うと,ノードをかたまりに分けていくことができる.このようなクラスタリングによって構築したマルチキャスト木に関して,コンテンツ受信終了までの待ち時間を特性として評価している.
- 2009-05-21
著者
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田中 良明
早稲田大学大学院国際情報通信研究科:早稲田大学国際情報通信研究センター:早稲田大学理工学研究所
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ザニケエフ マラット
早稲田大学
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岡田 陽士朗
早稲田大学大学院国際情報通信研究科
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田中 良明
早稲田大学大学院国際情報通信研究科:国際情報通信研究センター:早稲田大学理工学総合研究センター
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マラット ザニケエフ
早稲田大学大学院国際情報通信研究科
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岡田 陽士朗
早稲田大学大学院国際情報通信研究科:早稲田大学国際情報通信研究センター
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田中 良明
千葉大・医・公衆衛生
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田中 良明
早稲田大学大学院国際情報通信研究科
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田中 良明
早稲田大学大学院
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Zhanikeev Marat
早稲田大 国際教養
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田中 良明
早稲田大学国際情報通信研究センター
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