装置数の増減に対応した故障率推定法(輻輳制御,一般,高度プロトコル・ネットワーキング技術(IP及び高位レイヤルーチング・フィルタリング,マルチキャスト,品質・経路制御),IPNWの利用技術(P2P,P4P,オーバレイ,SIP,NGN),ネットワークシステム関連技術(システム構成法,インタフェース,アーキテクチャ,ハードウェア・ソフトウェア・ミドルウェア),一般)

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概要

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筆者らは,市販装置によって構成されるIP網の,運用中の信頼性管理の重要性を訴求し,実際の故障データを駆使した管理技術の研究を行っている.信頼性管理尺度としては,故障率,不稼働率,保全度などが代表的であり,これまでに故障による影響ユーザ数と社会的影響を考慮した不稼働率推定法を確立した.更に保全度の基礎検討を行い,故障によるサービス中断時間が混合対数正規分布に従い,かつその混合分布の数と故障修理アクションが対応することを明らかにした.故障率については,1ヶ月単位の平均故障率が多用されているが,通信ネットワークの装置はユーザ数に応じて配備台数が変動するため,正確な値が求められないという問題がある.本稿では装置の配備台数と累積故障件数を用いて,測定時刻に対する故障率を推定する方法を提案する.また,実際の故障データを用いた分析から,提案方法の優位性についても述べる.
2009-05-14

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