42. 地震防災地域計画支援システムの考え方

概要

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ねらい:わが国は、活発な地震活動地域に位置しているためにこれまでも多くの地震・災害を経験してきている。災害を軽減するための研究や技術開発は地震学、地震工学にとっての重要な課題である。これまでも多大な努力が重ねられてきたが大地震では被害は避け難い。地域安全計画を立案・策定するに。は、複雑化した今日の社会では個別の被害想定や地域災害危険度の評価では不十分であり、総合的な体系が必要であることを述べる。地域防災計画の立案のために、どんな課題があり、リスクの分析・評価手段、災害低減の技術・方法について整理・提案する。地域防災計画支援-リスク分析システム:災害の状況は地域や時代による社会システムの特徴によって異なってくる。防災計画も社会の環境変化や防災技術の水準向上に対応するダイナミックなものでなければならない。防災計画を支援することを目的に手近な道具となったパソコンを利用し、災害リスク評価を支援するシステムの開発、構成を試みた。支援システム活用の方向:防災計両の立案には、数値演算評価で行えることには限界がある。防災課題の抽出のためには、災害経験や知識を集約できるシナリオ展開は有効な手法と考えられるので今後さらに活用が望まれる。これまで研究、開発されてきた防災技術を整理し効果的な組み合わせ活用をはかってゆくべきと思われる。

42. 地震防災地域計画支援システムの考え方

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