バレーボールのゲーム分析 : サーブの落下点とサーブレシーブの成功率に関する研究
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概要
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サーブとサーブレシーブは,バレーボールにおいて最も重要な基本技術のひとつである。本研究は,東北地区大学バレーボール・リーグ戦において,サーブの落下地域とそのサーブレシーブの成功率とが勝敗との関係において,どのように関連しているのかを検討した。そして,その結果をもとにしてサーブレシーブの成功率の悪ゾーン,つまり守備側の弱点を見い出し,そのポイントを攻めるためのサーブ技術養成の問題についても検討した。それらを要約すれば,以下の通りである。1)サーブは,センターコースへ46.9%打たれ,クロスコース29.4%,ストレートコース24.7%の順になっている。2)サーブは,フォワード(24.5%)よりバック(75.5%)への長いコースへ多く打たれている。3)サーブレシーブする位置によって,そのサーブレシーブ成功率が異なり,コート中央よりエンドラインやサイドラインへ近くなるほど成功率が低くなっている。特にコート左側は成功率が低い。4)サーブレシーブの成功率は,リーグ戦Low rank teamよりHigh rank teamの方が高い。5)セット取得については,サーブの成功率だけでなく,他の要因,攻撃力,ブロック力,レシーブ力が勝敗に左右していると考えられる。
著者
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