ノードの多様性を考慮したP2Pオーバレイネットワークのためのトポロジ構成法(ネットワーク解析・設計,モバイルネットワーク,マルチメディア通信,WEBサービス及び一般)

概要

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近年、ネットワークの大規模化とともに、ネットワークに接続されるノードの多様化が進んでいる。特性の異なる、多数のノードによって効率的なオーバレイネットワークを構成するためには、自律分散的な制御をどのように実現するかが鍵となる。一方、社会学において、人種間の分居現象を説明する社会モデルとして、シェリングモデルが存在する。これまでSinghらは、シェリングモデルを応用した、P2Pオーバレイネットワークのトポロジ構成法を提案している。Singhらは、ノードが二種類であることを前提とし、同種のノードを隣接させることにより、効率的なオーバレイネットワークのトポロジを構成する手法を提案している。本稿では、Singhらの手法を拡張することにより、特性の異なるノードに対する、オーバレイネットワークのトポロジ構成法(拡張シェリングアルゴリズム)を提案する。N種類のノードが扱えるようにシェリングアルゴリズムを拡張することにより、多様なノードに対応できる、オーバレイネットワークのトポロジ構成法を提案する。シミュレーション実験により、提案する拡張シェリングアルゴリズムの特性(効率性・自己組織性・収束特性)を調査する。その結果、提案する拡張シェリングアルゴリズムにより、効率的なオーバレイネットワークのトポロジ構成が可能であること、提案する拡張シェリングアルゴリズムが自己組織性と良好な収束特性を有することなどを示す。
2009-01-15

ノードの多様性を考慮したP2Pオーバレイネットワークのためのトポロジ構成法(ネットワーク解析・設計,モバイルネットワーク,マルチメディア通信,WEBサービス及び一般)

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