言葉による感覚情報の伝達技巧について(アナロジーと言語表現/思考と言語一般)
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概要
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言葉による情報の伝達に,人間は昔から「名詞」と「動詞」を組み合わせて使ってきた,そして「未知なる知識・知恵」は「既知なる具体的な事例」になぞらえて伝達した.その場合,使われる形は,文法的には「主部+述部」であるが,情報的には「主題=事例」である.この技巧は論理的・心理的納得ばかりでなく,感覚的納得も与えために「非視覚的認識=イメージ(視覚的事例)」という形で使われる.それは,作者が自ら心象形容詞を発信するのではなく,読者に心象形容詞を喚起させるためである.今回は発信者が感覚情報を受信者に伝えるために使う「感情喚起の技巧」を実例を挙げて整理する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2009-01-30
著者
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