身辺の「もの」から学ぶ異文化理解教育 : 同志社大学留学生別科「日本事情」クラスでの実践例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本事情「日本の生活と文化」の授業で,学習者が,形に表れた「もの」を手掛かりとして,その奥にある日本人の考え方や文化背景を考察する契機にしたいと考えた。留学中の日常生活で目にする身近な「もの」を教材にしたので,関心をもって意欲的に学習できた。日本語教師が「日本事情」を担当する場合,内容と言語を統合的に扱うのが望ましいと考えて授業を実践した。その結果,学習者に異文化理解と併せて,言語能力の向上に有効であることが確認された。今回は,特に,文字/音声による情報の内容を把握する能力と,その要点をまとめる内容要約の能力に向上が見られた。
- 同志社大学の論文
著者
関連論文
- 日本語学習者の「文章表現」に関する一考察 : 同志社大学留学生別科の授業を通して
- 新聞「ニュース抄録」を活用した日本語教育 : 同志社大学留学生別科「読解」クラスでの実践例
- 随筆評論を教材とする日本語「読解」授業 : 同志社大学留学生別科での実践報告
- 身辺の「もの」から学ぶ異文化理解教育 : 同志社大学留学生別科「日本事情」クラスでの実践例
- 日本語学習者の「文章表現」に関する一考察--同志社大学留学生別科の授業を通して
- 「年中行事」を生かした異文化理解教育 : 同志社大学留学生別科「日本事情」クラスでの実践例