釜石市における漁業 : 経済振興策と家族・地域・漁協(<特集>社会の希望・地域の希望-希望学の現在)
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概要
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釜石市では一次産業の中で農業は産業的にほぼ消滅してしまったのに対して,漁業は経済的・社会的に大きな役割を果たしている.水産加工業,冷蔵庫業等を加えれば,その経済的位置は相当に大きい.製鉄所関連の雇用が減ってきた中では,特に沿海地区集落における最大の産業として漁業の就業面での役割が大きい.本稿は,各世代の漁業者のインタビューを通じて,当地の漁業・養殖業の経済的・社会的実態を把握した上で,漁業者のとっている経営戦略,今後の経営方向についての希望・意図等について分析したものである.本稿はさらに,漁協の意思決定プロセスについて注目している.釜石市には3つの漁協が存在するが,それは漁業者のために最も有効に漁場を利用するという役割を任されている.
著者
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