FWFモデルを用いた複数素片選択融合方式による音声合成
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概要
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従来の複数素片選択融合方式では,有声音中の非周期成分を適切に扱っていないことによる肉声感の劣化に関する問題や,時間領域の波形で音声素片を融合するため,声質変換技術などへの応用に対する自由度の低さに関する問題があった.そこで本稿では,音声素片を周期成分と非周期成分とに分離し,音声素片の各成分を適切に融合する方式を導入することにより肉声感の高い合成音を生成する方式を実現した.さらに,ホルマント周波数などを独立に制御可能なFWFモデルを導入することにより,声質変換技術などへの応用に対する自由度の高い方式を実現した.
- 2009-01-22
著者
-
森中 亮
株式会社東芝研究開発センター
-
田村 正統
株式会社東芝研究開発センター
-
森田 眞弘
株式会社東芝研究開発センター
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籠嶋 岳彦
株式会社東芝研究開発センター
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籠嶋 岳彦
東芝・マルチメディアラボラトリー
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森田 眞弘
(株)東芝研究開発センター知識メディアラボラトリー
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籠嶋 岳彦
(株)東芝研究開発センター知識メディアラボラトリー
-
籠嶋 岳彦
(株)東芝
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森中 亮
株式会社東芝 研究開発センター知識メディアラボラトリー
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