普賢寺の基壇を対象とした探査研究
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概要
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京田辺市大御堂観音寺境内に所在する、古代寺院普賢寺の塔跡の地下探査調査成果報告。瓦積基壇の可能性を探るべく、地中レーダ探査と磁気探査を実施した。その結果、両探査法は瓦の分布を良好に捉えることができ、瓦積基壇の非破壊の検討法として十分活用できる見通しが得られた。探査で異常を検出した箇所は、現地表で瓦が密に散布する基壇の北及び北東部のみであり、方形を呈するような異常分布は認められなかった。現時点での探査結果からは、瓦積基壇の可能性は低いと考えられる。
著者
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津村 宏臣
国立歴史民俗博物館
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津村 宏臣
国立歴史民族博物館 情報資料研究部
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津村 宏臣
同志社大学・文化情報学部
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津村 宏臣
国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学院生研究室
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津村 宏臣
東京芸術大学大学院
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