JSL児童生徒に対する日本語指導の現状と課題 : 散在地域・山形県のケース
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概要
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要旨 本稿は、散在地域の典型例とも言える山形県を例として、詳細な実態調査を行い、現状を示し、課題や問題点を指摘したものである。まず、JSL児童生徒(JSLとは、Japanese as a Second Languageの略で「第二言語としての日本語」を指す)の定義を明確にした上で、散在地域における小学校、中学校、高等学校の現状を示し、課題を提示した。関連して、ボランティア団体の行動についても考察を行った。今回の実態調査では、文部科学省が行っている調査だけからは見えてこない面を指摘することが出来、問題の所在が明らかになった。今後、より正確な実態の把握に努め、分析を進めてしいく。本研究を拠り所として、各方面において、実際に問題を解決していく取り組みがなされることを望む次第である。
- 2009-02-15
著者
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園田 博文
山形大学地域教育文化学部文化創造学科
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齋藤 昭子
庄内総合高等学校(山形大学教育学研究科国語教育専修)
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横山 優子
山形大学地域教育文化学部文化創造学科学生
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中村 孝二
南山形小学校(山形県派遣山形大学研修生)
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