上野盆地西部,花ノ木丘陵の古琵琶湖層群
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The Pliocene to Pleistocene Kobiwako Group in the Iga and Omi basins is composed of fluviolacustrine loose sediments with more than 100 layers of volcanic ash. It is lithologically divided into five formations, i. e. the Iga, the Koka, the Gamo, the Kusatsu and the Katata Formations in ascending order. The Iga Formation in Hananoki Hills, west of Ueno City, is composed mainly of gravels and silts. It is lithologically divided into three members, namely the Yono, the Ishiuchi and the Hokke Members in ascending order. The Yono Member is composed of alternating beds of sand, silt and clay, and intercalates gravels. The Ishiuchi Member is composed mainly of gravels with silt lens, and the Hokke Member is composed of alternating beds of silt, sand and gravels. Strata ranging from the base of the Ishiuchi Member up to the top of the Hokke Member show an fining upward sequence of large scale. The Kobiwako Group in this area generally abuts unconformablly on the basement rocks on the south margin of the basin, while it is in fault contact with them on the north margin. The strike of unconformity plain has NNW-SSE and ENE-WSW directions, and that of fault plains in the basement rocks underlying the group also shows NNW-SSE and ENE-WSW directions. These facts suggest that the basin-forming movement of Kobiwako involved the development of fault systems in the basement. Gravels in the Yono Member are of acidic tuff of Miocene Muroo Group south of this area, and of chert, sandstone, and shale which were derived from Paleozoic to Mesozoic Tamba Group, and granite and gneiss of Ryoke Complex. On the contrary, gravels of the Ishiuchi and Hokke Members are of acidic pyroclastic rocks probably of Mesozoic Koto Rhyolitic Rocks around Lake Biwa, and of Tamba Group and Ryoke Complex origins. Therefore it is assumed that at the time of beginning of the sedimentation of the Ishiuchi Member, the direction of source area of these gravels was changed from south to north, causing of upheaval of the surrounding area of Lake Biwa.
- 1986-11-25
著者
関連論文
- 2007年新潟県中越沖地震の地震活動の特徴と地質学的要因について(島弧の深部構造-地質・地震・地震波トモグラフィによる解析(II))
- 第17次野尻湖発掘で産出した偶蹄類の足跡化石 (第17次野尻湖発掘報告書)
- 2008年岩手・宮城内陸地震による荒砥沢ダム上流域の地すべりとその学術的価値について
- 2008年岩手・宮城内陸地震による宮城県北部および山形盆地の地震地質災害(フォト)
- 群馬県西部霧積(きりづみ)川東方の地質
- 141 古琵琶湖層群から発見された足跡化石(2) : 堆積環境
- 第17次野尻湖発掘の地質学的成果と立が鼻砂部層下部の堆積様式について--野尻湖発掘地とその周辺の地質(その17) (第17次野尻湖発掘報告書)
- 土石流災害について : 平成21年(2009年)7月中国・九州北部豪雨災害による山口県防府市真尾周辺における石流災害を例に
- 2008年岩手・宮城内陸地震の地質学的背景
- O-229 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首寒湯地区の陥没現象(27.環境地質,口頭発表,一般講演)
- 2007年新潟中越沖地震における砂丘内陸側緩斜面上の地すべり災害と庄内地方での災害予測・防災
- 2007年新潟県中越沖地震による砂丘地背後の大規模"地すべり"について
- 2007年能登半島地震における石造鳥居の被害調査から推定される地震動 : 方法論(2007年能登半島地震 その2)
- O-251 2007年能登半島地震の際の地質災害調査結果(23.環境地質,口頭発表,一般講演)
- O-170 地震時における地表変形と表層地質の変形とterminology : 断層,地震断層とは何か?(16.ノンテクトニック構造,口頭発表,一般講演)
- S-79 座散乱木遺跡検証発掘における地層の地質学的検討((9)遺跡形成における地質現象,口頭発表,シンポジウム)
- 石川県輪島市門前町浦上の転倒墓石から復元された2007年能登半島地震による地震動(2007年能登半島地震 その1)
- 2007年能登半島地震による地震地質災害(フォト)
- 地質現象の高解像度観察について
- O-222 2005年8月宮城県沖地震の利府町十三塚の丘陵頂部の畑地における盛土の液状化について(24.環境地質,口頭およびポスター発表,一般講演)
- 山形盆地中央部のシュートチャンネルを埋積する洪水堆積物中の液状化現象(16.テクトニクス)
- 「活構造と盆地の形成」の趣旨
- 新潟県中越地震による新潟県川口町の表層地質と災害
- 湖南アルプス田上山地と焼き物の町信楽:5万分の1地質図幅「水口」
- 139. 中国甘粛省霊台県の鮮新統雷家河層の哺乳類動物相と古環境
- 学協会・研究会報告
- 堆積盆地と地震活動 : 古琵琶湖層群堆積盆地の場合
- 1995年兵庫県南部地震における盛土地すべりの例 : 明石市朝霧山手町の地すべり災害
- 後期新生代堆積盆地の構造的分類(後期新生代堆積盆地の形態と形成機構-傾動盆地を中心にして-)
- 新庄盆地西部の鮮新統中渡層の地質:出羽丘陵はいつ隆起をはじめたか
- これからの教員養成と総合演習
- 69. 琵琶湖東岸, 烏丸ボーリングコア層序
- 54. 琵琶湖底の堆積物
- 岸和田市津田川流域のいわゆる"芝の不整合"について : 大阪層群の古地磁気層序とフィッション・トラック年代
- 実験・実習による小学校教員養成課程教科専門科目「理科」の取り組み(自然に学ぶ地学教育の新たな発展をめざして)
- P-166 トレンチ発掘で現れた山形盆地南部の上山断層について(19. テクトニクス)
- 上山断層の活動度調査'02-'04の概要
- 山形盆地の上山断層の活動度
- 砂場を利用した「流れる水のはたらき」実験のノウハウ : 理科支援員等配置事業による小学校での実践等を踏まえて
- 琵琶湖東岸・草津市烏丸地区深層ボーリングコアの岩相層序 (琵琶湖東岸・烏丸地区深層ボーリング調査)
- 上野盆地西部,花ノ木丘陵の古琵琶湖層群
- エスチュアリー堆積システム : 南アフリカ,Keurboomsエスチュアリーの例(フォト)
- 第6回河川堆積学国際会議(ケ-プタウン)参加報告
- 大阪市深層ボーリング,OD-2・OD-1コアの再検討
- 30 大阪市深層ボーリング,OD-2・OD-1コアの再検討
- 小学校現場との交流学習について : 「地層観察と化石採集」の現地学習での実践から
- 小学校現場との交流学習について--「地層観察と化石採集」の現地学習での実践から
- 山形盆地北西縁、村山白鳥〜深沢における活断層帯と産業廃棄物処分場問題
- オーストラリア東部の河川見学記
- 地層の見方 : 河川成堆積物と礫泥互層、二井宿峠の更新統を例にして
- 山形盆地須川の砂州上面に発達するベッドフォーム : 植生によって流水の制御を受けた堆積構造の多様性(フォト)
- 163 山形盆地乱川の扇状地末端付近に発達する砂洲の形態と内部堆積構造(堆積)
- 170. 山形盆地乱川におけるサイドバー上のクライミングリップル
- 米沢盆地南部の表層の岩相分布
- 第12回宮城・鳴子大会シンポジウム報告 共通論題 地震と温泉 : 岩手・宮城内陸地震から何を学ぶか (第12回宮城・鳴子大会報告 大会テーマ 地震と温泉 : 岩手・宮城内陸地震から何を学ぶか)
- 171. 山形盆地須川の自然堤防上の逆級化層理中に発達する正級化部の成因について
- 柱状図編集におけるパソコンの利用 : Visual BASICによる「GEOCOL」の開発
- 柴正博著, 地団研専報40号, 南部フォッサマグナ地域南西部の地質構造-静岡県清水市および庵原郡地域の地質-, 1991年11月刊行, 会員頒布, 1,500円
- 三重県上野市東部の古琵琶湖層群にみられる喰代(ほうじろ)撓曲の形成過程
- 近畿の鮮新〜更新統堆積盆地のブロック運動(後期新生代堆積盆地の形態と形成機構-傾動盆地を中心にして-)
- 24 上野盆地の古琵琶湖層群
- 439 上野市東部の鮮新〜更新統にみられるとう曲構造
- 琵琶湖南東方,阿山・甲賀丘陵付近の古琵琶湖層群
- O-238 山形県真室川町大沢の鯨類化石の堆積機構(22. 新生代古生物,口頭発表,一般発表)
- GoogleMapから判読した2011年東北地方太平洋沖地震による津波の侵入過程と津波堆積物
- 特集号「東北日本の島弧地殻構造と地質構造発達史」発刊にあたって(東北日本の島弧地殻構造と地質構造発達史)
- 火山活動の増加の妥当な理由
- 2011年東日本大震災津波災害調査報告 (総特集 津波災害)
- 2011年東北日本津波災害調査写真報告(フォト)
- 今こそ自然に学ぶ地学教育を : 地団研第55回山形総会 地学教育シンポジウム報告(自然に学ぶ地学教育の新たな発展をめざして)
- 大規模地震に関係した太陽活動
- 2011年東北地方太平洋沖地震による温泉湧出異常と誘発地震
- 熱エネルギーの移送と変動