大学生の生活意識に関する研究
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概要
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女子短大生100名の、生活意識に関する44項目の質問に対する反応結果をもとに直接バリマックス法によって因子分析したところ、(I)積極的・社会中心主義、(II)消極的・享楽主義,(IV)審美主義、(V)実利的・個人主義、及び(V)神秘主義の5因子が抽出された。この5因子について、長崎市内の大学・短大の男女学生620名の生活意識を比較したところ、次のことが明らかになった。(1)大学・短大の別、男女別に関係なしに、全ての群において、積極的・社会中心主義的傾向が大である。(2)生活意識には性差が認められる。女子学生>男子学生なのは(I)、(II)、(III)、(IV)で(V)だけは女子学生<男子学生である。(3)(III)審美主義的傾向は音楽科の学生に特に顕著である。(4) 男女学生共に宗教的無関心が顕著である。
- 活水女子大学の論文