児童虐待死亡事例の検証と再発予防に関する今後の施策
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概要
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児童虐待が社会問題化するにつれて死亡数も増加している。虐待死は年間50例以上,週に1人の頻度で発生している。その事例についての把握は厚生労働省が2004年に発表した「児童虐待死亡事例報告」が代表的なものであり,それ以外は各自治体レベルでの報告が散見されるものの,事例や調査項目を検証する視点に統一性がなく,体系的な分析はまだ緒についたばかりである。本論文では死亡事例報告を通して,虐待死に繋がるハイリスク要因を抽出し,その再発予防のための施策について言及する。
著者
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