指導における「道徳主義」に関する一考察
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概要
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思想史、とくに近代民衆史を学ぶとは、どういうことなのか。厳格な学び方としては、厳密な実証性をもとに、近代の民衆の歴史と現代の大衆の実態の関連を探りあてることだろう。また、いわゆる「歴史から学ぶ」といわれる際の学び方として、現在の問題を根本的に考えるための発想法を得るために、思想史を学ぶという態度もありえると思うのである。このような活用方法は歴史学の学問的成果が市民的教養になるということも意味すると考える。本論は、指導が「道徳主義」に陥らないためにこそ「通俗道徳」に学ぶという方法態度にたっているのであり、教育実践を省察するヒントを得ようとするものである。
- 熊本大学の論文
- 2009-02-27
著者
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