羞恥心に関する介護学生の意識変化についての一考察 : 初めての実習を通して
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概要
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本研究の目的は、入学間もない学生達の羞恥に関連した意識・認識の状況や介護時の視点が、学内での学びや初めての実習(介護実習IA)を経てどのように変化がもたらされているのかを知ることである。そこで介護福祉士養成校に在籍する1年生38名に自己記入式調査票を用いて調査した。その結果、実習後の学生達は、ヒトの性や成長・発達について興味を増し、学習意欲が向上していた。そして羞恥心に関する認識や介護時の視点に変化が表れ、学内での介護技術演習時に実際の現場を想像する力が増加した。また、介護観や自身の価値観、思考、行動の変化が見られ、それらを自己認識することができていた。しかしその一方で、将来に対する迷いや意欲の低下を招いた学生もいた。さらには、羞恥に配慮するための基本的生活習慣や社会的常識、しつけといった基本的な人格形成を促す上での課題が示唆された。
- 共栄学園短期大学の論文
- 2009-03-31
共栄学園短期大学 | 論文
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