ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムの収蔵品における芸術文化政策 : 国立芸術デザイン博物館における英国の装飾芸術文化政策(2)
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概要
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ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(Victoria and Albert Museum:以下V&A Museumと表記)は、装飾芸術とデザインに関する世界的に重要な博物館であり、多くの国々に模倣された歴史的モデルである。そして、創建から150年以上経た現在も、新たな装飾芸術とデザインの博物館を目指して変革の途上にある先進的な事例である。さらに、ビジネス活動を行うV&A Enterprisesという株式会社が付属していて、学芸面と商業面を併せ持った事例でもある。このV&A Museumには、「コンテンポラリーな(同時代の)デザイナーおよび消費者の創造性(クリエーティヴィティ)を刺激(触発)することが、クリエーティヴ・デザイン産業の振興に繋がる」という考え方が脈々と息づいている。この一連の研究では、V&A Museumの設置・発展過程、収蔵品、常設展示、企画展覧会、出版物、調査研究体制、外部機関との関係という「学芸面」と、V&Aの商業活動、V&A Museumの資金調達活動といった「経営面」とにおける芸術文化政策の特徴を調査研究した。そして第二部である本稿では、V&A Museumの収蔵品に着目し、収蔵品部門の変遷、収蔵品の種類、収蔵品の概要と収集計画の方針にみられる芸術文化政策の特質を明らかにした。
- 共栄学園短期大学の論文
- 2008-03-31
共栄学園短期大学 | 論文
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