経皮的椎体形成術の手術手技 : 基本手技と合併症の回避の工夫(2.椎体圧迫骨折,<特集>高齢化社会における脊椎・脊髄外科)

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概要

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【目的】経皮的椎体形成術(PVP)は,圧迫骨折や腫瘍に対する有効な低侵襲治療として注目されている.【われわれの方法】(1)治療椎体を確認,する.(2)椎弓根を確認,刺入点を決定し局所麻酔を行う.(3)腰椎穿刺針でガイド穿刺を行う.(4)穿刺針を刺入する.(5)透視下に慎重にPMMAを注入する.【結論】当院では現在まで400回以上の治療を行っており,その有効率は95%以上である.本法はきわめて低侵襲で有効な治療ではあるが,肺塞栓や下肢麻痺など重篤な合併症を引き起こす可能性もわずかではあるが存在する.PVPは,きちんとしたトレーニングを受ければ安全に施行可能な効果的な治療である.疼痛による長期臥床を予防することも可能で,単に患者,家族の満足度が高いばかりでなく,医療経済的にも有用な治療であると思われる.
日本脳神経外科コングレスの論文
2009-02-20

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