低侵襲頸椎椎弓形成術を行うための基礎と工夫(<特集>頸椎)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
頸椎変性疾患による脊髄症に対する治療として,頸椎椎弓形成術はスタンダードになってきたが,術後にアラインメントの悪化,耐え難い軸性疼痛,あるいはC_5神経根麻痺が発生することが依然として問題になっている.以上の合併症を克服するためには,後方支持組織の温存と強固な拡大脊柱管の作成が重要であると考えられており,この目的のためにさまざまな工夫が開発されてきている.本総説では,木原らが報告したハイドロキシアパタイトのスペーサーを用いた片開き式頸椎椎弓形成術を中心にして,低侵襲的に強固に脊柱管を拡大させるための考え方と具体的な方法について解説する.
- 2007-08-20
著者
関連論文
- 脊髄空洞症を伴った特発性胸椎硬膜内クモ膜嚢胞の診断と治療 : 4症例の経験より
- Intravascular lymphomatosisの1例
- 頸椎症性脊髄症に対する頸椎椎弓形成術後の高次脳機能の改善
- 11 寄生虫性脊髄炎の一例(4.炎症性疾患,第57回 近畿脊髄外科研究会演題抄録,研究会報告)
- 未破裂脳動脈瘤塞栓術後に造影剤によると考えられる一過性皮質盲を生じた1例
- 29 頸椎脊柱管狭窄症/胸椎黄色靭帯骨化症合併例の治療(8.頸椎変性疾患,第57回 近畿脊髄外科研究会演題抄録,研究会報告)
- 低侵襲頸椎椎弓形成術を行うための基礎と工夫(頸椎)
- 経皮的椎体形成術の手術手技 : 基本手技と合併症の回避の工夫(2.椎体圧迫骨折,高齢化社会における脊椎・脊髄外科)
- 感染椎体の掻爬と前方固定術で治療を行った頚椎化膿性脊椎炎の2症例
- 低侵襲頚椎椎弓形成術における傍脊柱筋群の萎縮について
- 脊髄脊椎腫瘍の診断と治療
- 片側の上肢症状を訴える症例を正しく診断するために(Editorial Comment)
- 大孔部腫瘍の外科的治療(頭蓋頸椎移行部疾患の外科治療)
- 3. 大孔部腫瘍の外科治療(PS1-5 頭蓋頸椎移行部疾患の外科治療, 第27回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 3.HAスペーサーを用いた片開き式頸椎椎弓形成術(MS-5 頸椎手術の基本手技,モーニングセミナー,第26回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 腰椎変性すべり症の一症例(ES-2 脳腫瘍, 脊椎脊髄疾患, 第25回 日本脳神経外科コングレス総会)
- 脊髄硬膜動静脈瘻の臨床診断と治療
- 1.腰椎椎間板ヘルニア(MS 3 腰椎手術の基本的手術手技)
- 変形性頸椎症における長期成績を考慮に入れた治療法の選択
- 硬膜外血管性病変により引き起こされた神経根症状
- 3.変形性頸椎症:前方法vs後方法
- 脊柱と脊髄の構造とはたらき (脳・神経・脊髄イラストレイテッド--病態生理とアセスメント) -- (脳・脊髄の構造と機能)
- 急激な膀胱直腸障害/性機能障害で発症したL5/S1椎間板ヘルニアの1症例
- 脊髄海綿状血管腫の摘出術
- VCS clip apblier 硬膜縫合における convenient tool の有用性
- きわめて低侵襲な新しい経皮的髄核摘出術 Dekompressor^【○!R】 の使用経験
- 硬膜内血腫により発症した胸椎硬膜内髄外海綿状血管腫
- 経皮的椎体形成術後の新規椎体骨折の割合とその危険因子
- 髄内病変と誤診しやすい圧迫性脊髄症の診断と治療
- 頚椎椎弓形成術における外側溝の位置について : 解剖学的見地からの検討
- 治療戦略ミーティング
- 脊髄髄内血管芽細胞腫摘出術における軟膜と栄養血管処理の重要性