食育推進に関する施策
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概要
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食をめぐる社会環境の変化にともない,肥満傾向や痩身傾向の子どもの増加,生活習慣病の増加など,食に関わる心と体の健康課題が生じている。平成17年に食育基本法が施行されて以降,「食育」は生きる上での基本と位置付けられ,食育推進基本計画の策定などによって,国民に向けて食育を推進する動きが強まった。しかし,健康日本21の中間報告においては目標を達成できたものが少なく,将来の健康に向けた生活習慣,食習慣の改善に結びついていない。特に これからの将来を担う子どもたちに向けた食育だけでなく,その子育て世代に向けた食育がより重要であるといえる。食育のための施策等によって食育推進にむけた環境整備が進む中,その施策をより具体的にわかりやすくし,活用できるようにする必要性がある。そのためには的確な時期に的確な指導が重要であり,食育を国民運動として推進していくために様々な立場の関係者,団体による取組の実施と連携協力が重要であり,その活躍が望まれる。そして,子ども一人ひとりに望ましい健康習慣・食習慣,生涯にわたって健全な心と身体を培い,豊かな人間性をはぐむ基礎を身につけることが期待される。
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